胃カメラが怖い!それなら私が初めて胃カメラを飲んだ体験をご参考にしてください。
人生初の胃カメラ体験記
わたしのような怖がりの人なら、胃カメラを飲むのは戦場にいくようなものです。怖いもの知らずの人には到底理解できないことかもしれません。
それほど怖いものです。だから、胃カメラを飲む前からいろんな格闘がありました。
そんな怖がりのわたしが、胃カメラを飲むことができたので、世の中の怖がりさんにもお伝えしようと思います。
もし、今、胃カメラを飲まないといけないけれど、「怖い!どうしょう?」とビビっているのでしたら、ご参考になることでしょう。
わたしが胃カメラを飲むようになった動機
2ヶ月ほど前のことです。
「よくお腹が張るなあ。」頻繁にガスがたまるようになりました。
だからといって、お腹が痛いわけでもないし、「ブッ」とガスを出せば楽になるので心配していませんでした。(人前では出せないのでお腹が苦しくなることも。)
いつもなら直ぐに良くなるのに、今回はそんなことが2週間ほど続きました。そんなある日、寝床に入り仰向けに寝ると、お腹から胃まで張る感じが。
寝付きが悪いまま、睡眠についたのですが、夜中に背中が痛くなり起きたのです。それからは、寝付くことが出来ず朝までうつらうつら。
いろんなことを考えていると、余計に寝られない。
「肝臓が悪いのだろうか?」、「胃潰瘍?胃がん?」、「入院しないといけないのだろうか?」、「入院したら仕事は?」というように、次から次へと暗くなる質問攻めをするので、余計に胃が痛くなりました。
朝になっても調子が良くならず、ついに妻に、「胃が悪いんだけど。」
今まで妻には、一言も「胃腸が悪い」ことは言っていませんでした。その理由は2つありました。一つは、よけいな心配をかけないように。そして、もう一つは、妻に胃が悪いなんて言ったら、かえってくる言葉は、「お医者さんに行きなさい。」と言われるに決まっているからです。
そして、胃が悪くてお医者さんに行ったら、胃カメラを飲まされるに決まっています。だから、妻には黙っていました。
でも、今回は別。勇気を出して言ったのです。
すると、不思議なものです。偶然にも「健康診断」の封筒が来たのです。
いきなり胃カメラを飲むのは怖いですが、その前に健康診断を受けてみて何もなければ、胃カメラを飲まなくても良いかもしれない。そう考えて、近所の胃腸科に行くことに。
健康診断を申し込んだ日から、ビオフェルミンを飲み続けたところ、健康診断当日にはお腹の張りもなくなり調子よくなっていました。それでも、一応診てもらったほうが安心するだろうと。
問診のときに、お医者さんから「どこか悪いところはありませんか?」と聞かれたので、「じつは…」と、胃腸の調子が悪いことを説明。そして、話の流れで「昨日まで悪かったので、このままだったら胃カメラを飲まなければいけないかもしれないと思っていたんですよ。」と言ってしまったのです。
すると、お医者さん「一度、胃カメラで検査したほうが良いですよ。いつが良いですか?」
かなり強引に。そして胃カメラを飲む日にちが決まったのです。
胃内視鏡検査を受けられる患者さま
胃カメラを飲むように決まると、さすがのビビリの私でも腹が決まりました。
受付に行くと、『胃内視鏡検査を受けられる患者さまへ』という胃カメラを飲む人への説明書きのコピーを渡されたのです。
説明書きには、検査の説明と前日・当日の必要事項が書かれています。
<前日>
• 前日午後8 時以降は食事摂取を控えて下さい。水分は摂取下さい。
<当日>
• 朝から禁食となります。水も飲まないようにして下さい。
• 眼鏡・取り外せる義歯はあらかじめ外して下さい。
そして、
「鼻から入れる」と「口からいれる」の選択事項。※当院では、苦痛の少ない鼻から入れる胃内視鏡検査をお勧めしています。
そして、次のようなことが書かれていたのです。
それは、
「麻酔でうつらうつらした状態での検査を希望される方は検査の前にお伝えください。」麻酔をするので、胃カメラを飲む苦痛が無いようです。
これを読み、私の心の中では、「麻酔をしようか。」と迷ったのです。
胃カメラ当日
予定時刻の8時10分前に到着し玄関前で待っていると、病院のスタッフが掃除機で掃除をしている。その作業をボーと眺めながら時間を過ごす。
時間になると、お医者さん自らお出迎え。先生に誘導されながら検査室へ。
部屋に入ると、40歳ぐらいの看護師さんの言われるままベッドに横たわる。
昨日の説明書きにあった「眠くなる麻酔」のことを思い出し、「こういう(胃カメラ)のは弱いのですが、眠くなる麻酔をしたほうが良いですよね。」と言うと、
看護師「みなさん、最初は心配していますが、大丈夫ですよ。」
私「そうですか。。。」
こんな感じになり、麻酔薬はあきらめたのですが、酸素不足に。
深呼吸をして落ち着いたところに、お医者さんともう一人の若い看護師が入室。看護師から50ccほどの小さな紙コップを渡され、「喉の麻酔ですので飲んでください。」
一気に飲み干す。
ついに胃カメラを飲む
医師「今から鼻に麻酔をします。」
鼻に器具を使いプシュプシュと麻酔薬を入れられ、「グッと飲み込んでください。」これを3回行うと、みるみるうちに鼻も喉もしびれた感じに。
私(心の声)「これならいける!」
医師「それでは、管が鼻から入れられるか試してみます。」
これは、人によって鼻の形が違うので胃カメラが入らないことがあるためだそうです。その場合は、残念ながら胃カメラを口から入れることになります。
医師「大丈夫ですね。」
私(心の声)「あ~良かった。これならいけそうだ!」
医師「それでは、胃カメラを入れます。喉を通る時が少し苦しいかもしれませんが、そこを通ると楽になります。」
そして、ついに胃カメラが私の鼻から喉に。
この時、恐怖からずっと目をつむっていたため、恐怖が倍増。(これから胃カメラを飲む方は絶対に目を開くようにしてくださいね。)
胃カメラが喉を通る瞬間、何度もえづいてしまい苦しくて苦しくて。何十分も時間が掛かったように感じました。(実際は10秒ぐらい?)
看護師「目を開けてくださいね。」
言われたとおり目を開けると楽に。胃カメラが喉を通り抜けたのです。嘘のようになんともない。
頭の横にあるテレビ画面を見ると、よく見るテレビの医療番組のシーンのよう。画面を見ながら、、、
医師「ここが食道で…ここが胃です。…ここが十二指腸で…」
医師「問題ないようですね。ここに少し赤い点がありますが、胃炎の跡ですね。」
そして、医師に若い看護師から細い管が渡されると、胃カメラの中に挿入。
テレビ画面を見ていると、胃カメラの先から細い何かが出てきたのです。医師が操作すると、その管の先が指のように開き、私の胃壁をつまむ。
私(心の声)思わず「痛っ!」
検査のために、細胞を取る作業です。私には痛くも痒くも感じないのですが、見ていると痛いような気持ちに。
そんな作業を計3回。
医師「これで終わりです。何も問題なく良かったですね。」
これで、ようやく終了。時間にして、6~7分でした。
検査が終わり帰宅
帰宅途中も、自宅に着いてからも、あの胃の壁をつままれるイメージが頭から離れなく、昼食のお粥も味気がしない。
でも、爽快!!!
あれほど心配していたのに、終えてみるとこんなに簡単。すごいことをやり遂げたようで、気分が良い!!
1週間後に検査結果
それから1週間後、胃カメラで撮った画像を見ながら、医師からていねいに説明。
「胃炎を起こしていたようですが、現在は治っているのでお薬を飲む必要もありません。」
私「ピロリ菌の除菌をしようと思いますが。」
医師「ピロリ菌もなかったので、除菌の必要はありませんね。」
良かった!
帰り道、心は少女のようにルンルン気分でした。そして、胃カメラという恐怖に勝ったことで何か自信がわいてきたのです。
次はもっと楽に飲めそうです。そして、あなたも私の体験をいかせて胃の検査を受けられることをお勧めします。
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胃腸の調子が悪くなると、舌が白くなったり口臭がします。だから、口臭が気になると「胃腸が悪いからかもしれない。」と不安になるものです。それに、舌が白いとか口臭がしていると、周囲の人にも気を使うことになり、それがストレスになり余計に胃腸が悪くなるかもしれません。
もし、舌が白いとか口臭が気になる場合には、次の記事をご参考にしてはいかがでしょう。