中年のための健康法

中年になると身体のいたる所に障害が。まだ人生を折り返した所、若さを取り戻して元気いっぱいに人生を謳歌してほしい。そのための健康法をお伝えします。

血圧135/85mmHg未満にするには、降圧剤しか無理だと思っていませんか?

 

高血圧を下げるための3つの方法

f:id:kenkohinto:20150612181532p:plain

40歳を超えると、高血圧を心配される方が多くなります。高血圧になると、心臓病や脳梗塞など命に関わるリスクが高まるので、心配するのはごもっともかもしれません。

だからといって、努力をして血圧をコントロールしている人は稀です。ほとんどの人は、薬に頼っているのが現状だからです。でも、服薬によるコントロールでは根本的な解決にならないだけはなく、副作用のリスクを抱えることにもなります。

それでも、薬に頼るのは、血圧は薬以外のものではコントロールできないという誤った考えがあるかもしれません。

高血圧になる原因と、本当の怖さを知れば、血圧は簡単にコントロールできます。今回の記事では、「生活習慣を変えて血圧をコントロールする方法」についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

降圧剤の副作用

カルシウム拮抗薬

高血圧になると、多くの方が服用しているのが、「カルシウム拮抗薬」。お医者さんから、この薬を飲んでいる人には、「グレープフルーツ」を食べないように注意されるので有名なのが、カルシウム拮抗薬です。

この降圧剤の副作用は、動悸、頭痛、ほてり感、浮腫、歯肉増生、便秘などですが、唾液の分泌が抑制されドライマウスになり舌が白くなったり、口臭が強くなることも。

カルシウム拮抗薬を服用している限り、一生、これらの副作用で悩まされるかもしれません。

アンギオテンシンII受容体拮抗薬

血圧を上げるアンギオシンという物質の作用を邪魔して血圧を下げるための薬です。

この薬は妊婦さんには内服が禁止されていて、副作用は、高カリウム血症、味覚異常、空咳を起こすことがあります。

この他にも色んな薬がありますが、どの薬にも副作用があることを知っておく必要があります。もし、副作用で悩まされていたとしたら、その薬をやめるか他の薬に変えるしかないのです。

高血圧になるとこんな病気になる

高血圧になると怖いのは、命に関わるような病気になる可能性が高くなるから。

高血圧になると、動脈硬化を起こします。「動脈硬化」は血管が固くなったり、血管の内腔が狭くなる状態をいいます。

動脈硬化を起こすと、血管に傷がつきコレステロールも着きやすくなり、さらに高血圧になるというように悪循環に。

そのために、命にかかわる脳や心臓の血管障害を起こします。たとえば、脳梗塞、脳内出血、心筋梗塞、狭心症、腎臓病などです。また、知らない間に血管障害を起こし、身体麻痺になることもよくあります。

だから、高血圧は怖い!

高血圧になる原因

すべての病気には原因があります。何も原因がないのに、突然病気になることなどありません。

特に高血圧の場合には、生活習慣病といわれているように、日々の生活習慣の積み重ねが原因です。

具体的には、どうして高血圧になるかというと、3つのポイントがあります。

高血圧になる原因3つ
  1. 血管の柔軟性がなくなり固くなる
  2. 血液が汚れる
  3. 心臓が弱る

この3つが、血圧を上げることに大きく関係しているのですが、どれも、運動不足と食生活が大きく影響しているといわれています。だから、生活習慣病なのです、

この3つの内どれか一つでも悪くなれば、ほかの2つに影響します。

血管が硬化すれば血管内が狭くなりコレステロールも溜まりやすくなります。コレステロールが溜まるとさらに血管が狭くなり血圧が上がります。すると、血管壁を傷つけ細胞の剥がれやコレステロールによって血液を汚すことに。

血圧が高い生活を続けていると、心臓に負担が掛かり、心臓が弱り狭心症になります。心臓から送る圧が弱くなると、血液がさらに汚れるという悪循環に。そして、動脈硬化などの血管障害を引き起こすのです。

高血圧を下げるには

高血圧になる原因が理解できれば、血圧を下げて正常にする方法も分かります。

血圧を下げるには、

  1. 血液をきれいにする
  2. 血管を柔軟にする
  3. 心臓を強くする

この3つを行なうことで可能になります。I度の高血圧(140~159/90~99mmHg)であれば、薬を服用しなくても運動と食事だけで血圧を下げられるといわれています。

ただし、極端に血圧が高い場合やコレステロールが溜まっている場合には、危険が伴うので医師の指示のもとに行う必要があります。

薬を必要としないで血圧を下げる方法

私ごとですが、3年前に健康診断で高血圧が発覚しました。それまでまったく自覚症状がなく、155/95mmHgもあったことにショックを受けました。

その後、減塩をしたり、ウォーキングに力を入れましたが、上は130mmHg 台、下は90mmHg台を下回ることはありませんでした。

「血圧を下げるには、薬を服用するしかないのだろうか?」そんな不安がいつもありました。そんな時に知ったのが、「運動療法」です。

運動することで、血管と心臓を鍛えるのです。鍛えるというと語弊があるかもしれませんが、若返らせるのです。

血管が若返ると、柔軟になるので心臓に負担をかけずに血液を循環させることが可能になります。もちろん、血管が詰まって破裂というようなリスクもなくなります。

心臓が元気になると、血液を簡単に送ることができるので、心臓への負担が減少され狭心症になるリスクもなくなります。

ちなみに、厚生労働省のHPでは、「血圧を下げるために」勧めているのは、生活習慣の改善です。

・食塩摂取量を制限する
・適正体重を維持する
・アルコール摂取量は適量にする
・適度な運動療法をする
・禁煙
・脂質(飽和脂肪酸やコレステロール)の摂取量を制限する

そして、このようなことも書いています。

薬を飲んでいても、生活習慣の改善が大事

食事療法は減塩食にすることが基本

この運動療法と併用するのが、食事療法です。
減塩食は、高血圧予防に効果があることは、誰でも知っていることですが、食事を管理することが難しいのです。

減塩食というと、なんか難しそうに聞こえます。でも、塩分の濃い代表の梅干し一個の塩分量が約2グラム。それに対して、天ぷらうどんや味噌ラーメンの塩分量は、約6グラムもあるのです。このことを知るだけでも、減塩の工夫が出来るはずです。

それは、今までの食事が「味が濃い」習慣だったから、味覚が慣れてしまったことにあります。

ところが、習慣は変えることが可能なのです。薄味にして65日もすると、人の味覚は薄味に慣れてしまいます。稀に半年ほど長期間を要する人もおられるようですが。

ここで大事なことは、たまに「塩分の濃い」食事をしたとしても、味覚が戻ることはないのでご安心ください。

高血圧を改善するための食事の基本は減塩食を心がけることです。そして、食べ過ぎないこと、「腹八分」が理想かもしれません。食事療法といってもたったそれだけです。

血液をサラサラにする食品

血栓やコレステロールを取るといわれているのがポリフェノール。では、ポリフェノールが多く含まれている食品にはどのようなものがあるでしょう。

野菜や果物には、必ずポリフェノールが含まれています。特に皮の部分に多く含まれるので、皮もいっしょに食べられるものが良いでしょう。

代表的な食品には…

●赤ワイン
●緑茶
●ゴマ
●大豆
●りんご
●タマネギ
●ブルーベリー
●生姜
●ウコン
●柿
●プルーン
●イチゴ
●カカオ(チョコレートやココア等)
●紫芋

YAHOO!知恵袋より引用

 

意識的にこれらの食品を摂ることで、汚れた血液をきれいにすることができるかもしれません。

私の場合、晩酌を欠かしません。ただし、飲むのは、芋焼酎かワインというように血液をきれいにするものを選ぶようにしています。余談ですが、お酒は、血液を酸化させるために良くないのはご存じかもしれませんが、麦焼酎よりも芋の方が良いというのは、あまり知られていないのでは?

完璧にしなくても、要は心掛けることが大切であり、日頃の積み重ねです。

食生活が変われば、必ず血圧も変わります。

運動療法

有酸素運動が高血圧を下げるといわれていますが、「有酸素運動は、毎日、継続して30分以上続けることが理想」。これが障害だったのです。

ウォーキングやスイミングを行なうことが良いのは分かりますが、毎日ジムに通って30分も時間を取ることは困難だからです。

ところが、その頃知ったのは、「深呼吸」だったのです。

「1度の測定に一喜一憂するのではなく、高い状態が続かないようにすることが大切です。例えば、究極の降圧法は、ズバリ深呼吸で、30~40mmHgも下がります。鼻から肺いっぱいに吸い込み、4倍ほどの時間をかけてゆっくりと吐き出すだけです」(東京女子医科大学東医療センターの内科医・渡辺尚彦氏

 

f:id:kenkohinto:20150612181957p:plain

そして、トランポリンによる有酸素運動を知ったこと。
マイケルボルダックという世界的に有名なコーチから、トランポリンで跳ねながら、深呼吸する方法を教わったのです。

鼻から4回息を吸って、息を止めて16数えます。そして、口から8回息を吐く。

これを10回やります。私の場合には、この後、ビジョンボードを見ながら5分ほどトランポリンを飛びます。

この方法をやりだして、1か月経った頃に血圧を測ると血圧が下がっていることに気づいたのです。

それからというもの、トランポリンを飛んで血圧を測ることが楽しくなり。本当は運動の後、血圧は上がるはずなのですが、それでも正常。

いつのまにか、私の血圧は、平均して120/70mmHg台をキープするようになったのです。

ちなみに私の年齢は57歳ですから、この血圧値は素晴らしいものではないでしょうか?

もし、私のように高血圧で不安になっていましたら、是非、お勧めする方法です。